01/バルトと絵画
自分の描く絵画(ドロウイング、便箋やノートの切れ端などに水彩やペンによる気まぐれな線によるものが中心)を「浪費」と呼ぶロラン・バルトの、その姿勢が、その絵画が素晴らしい。そのさりげなさと豊穣さ。あくまでも眼の快楽・悦楽としての絵画。線の痕跡、色彩の痕跡、絵画の痕跡。それが理想の絵画。何か具体的なものを描くわけでもなく、かすれた文字や描き殴ったような色彩の線、さらっと描かれた円や、ランダムに描かれたような四角、市松模様、線の集積。
何かを表現するわけではない悦楽的な絵画、それが理想。バルトに倣えば、シニフィエなきシニフィアンの氾濫。まさにその快楽的な美しさ。
それがこれからここで公開されることになる絵画の方向性、コンセプト。
02/今は描くこと
そして今はただ描くこと。それを公開すること。それがいまの課題だ。誰に評価されるかよりも、この自分にしかできない自分だけの絵画、それだけを描き続けること。そう信じること。今はそれだけだ。
03/文庫ノート01
少しずつ描き進め、公開してきた文庫ノートの作品が完了。2冊目に突入。今は毎日描くことを目標に描き続けること。
04/絵画の定義
それは、はかない祈りであり、言葉にならない淡い夢である。
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